2006-01-01から1年間の記事一覧
オマージュの人とパロディの人というふうに漠然と分けてみたわけですが、初期の段階では、オマージュの人はその作品について延々と自分の思いを「語る人」でしょうし、パロディの人は作品に突っ込みを入れてオタ話で人を笑わせるのが好きな「突っ込む人」で…
オタク店員修行中の大泉は、諸先輩に誘われましてカラオケ(忘年会)に行ってまいりました。オタク系カラオケの経験がなかったので、もう何が飛び出すのかドキドキものでした。酒は飲まないということで、生まれて初めてのノンアルコールカラオケ。いくつに…
「オタクとは何か?」第5回がアップしました。今回は竹熊さんが急病のため、修行編です。 http://web.soshisha.com/archives/otaku/2006_1221.php オタクVSサブカルにいろんなコメントを貰ってから考えがどんどん発展していったのですが、今思っているのは…
このブログにもよく書き込んでくださる伊藤剛さんと綾波関係でコメント対話したんですが、そこで伊藤さんに >ところで、こういう洋楽とかとアニメを同列に扱う手つきを見せるは、オタクの人々からは「サブカル」と呼ばれてしまいます。「サブカル」てのは、…
竹熊さん急病につき、連絡を取らねばならぬことがあり、ご実家に電話しました。するとご尊父が出られて、結局伝言を病院の竹熊さんに伝えていただくことになりました。 驚いたのは、とつとつとしながらも一気呵成に話すかんじが竹熊さんそっくりだったことで…
「サッカー批評」の消えたサッカー選手を追った連載で、森崎嘉之編(94年度高校選手権得点王、しかし2年でJを去る)を何とか上げ、一息ついていたところ、たけくまメモで竹熊さんの入院を知りました。ブログをはじめてからの竹熊さんは、水を得た魚のよ…
萌えブームというのはアダルト業界にどのような影響をもたらしているか、ということで、最近よくアダルトビデオをチェックするのですが(ふたなりもの、というのがあってちょっと驚きました)、タイトルのあまりのダジャレのひどさに思わず笑ってしまうこと…
ええと、「オタクとは何か?」第4回がアップされました。http://web.soshisha.com/archives/otaku/2006_1123.php 竹熊健太郎さんへのインタビューの続きで、今回はオタクの自意識をめぐる話です。背後に流れる問題意識は「なぜ萌えを表明するのが恥ずかしい…
ギャグマンガ編「B.B.Joker」にざかな 切れのあるギャグマンガ。単に笑わすだけでなく、1巻の伏線をラストでちゃんと生かすなどなかなか義理ぶかいところも評価できる。こういう作品を見ると、ギャグマンガ家がいかに貴重な資源かを実感する。 「…
「ガンダムシード」1〜14話 洗練されたファーストガンダムという感じ。定番の話が少しづつずれるという展開は安心してみていられるし水戸黄門みたいで日本人好みかもしれないと思った。三石琴乃の声は相変わらずすごい。どのくらい支持を受けているのか分…
「小さき勇者たち〜ガメラ〜」 以前マレーシアのセノイ族のところに行って夢見の指導を受け、ガメラの意味をめぐってシャーマンと議論になり、その後ガメラ王とガメラ聖者のいるガメラ王国に行った(もちろん夢の中で)身としてはどうしても評価が甘くなるシ…
オタク取材を始めてから、いろんな人から作品を勧められたり送ってもらったり貸してもらったり、そして時々貸したりしています。なんか先住民のところに行って、罠にかかったイノシシの肉をみんなで分け合っているような暖かさを感じております。そんなわけ…
前回の続き。 例えばあまり興味のないジャンルのアニメでも一応第一回は見ておくとか、当面見る予定はないけれども来るべき時のためにDVDを買い込んでおくとか、この取材を始めてみて気づいたことの一つは「オタクは押さえておきたがる」ということでした。…
僕はこれまでオタクというのは誰になんと言われようとひとりでにオタクになっていくものと漠然と考えていました。しかし実際にオタクコミュニティーの中にいると「この面白い人が面白がっているのはどんな作品なんだろうか」という感じで、独りでは決して見…
最近、知り合ったオタクたちが夢の中によく出てくるようになりました。先日の夢では、僕が一人のオタクとキャッチボールを始めるのですが、力が余ってはるか遠くに投げてしまう。するとそこには別のオタクがいてそれをスパッと捕ってくれる。次にはすごく手…
時々勉強を見てやる近所の中学生がDSを持っていたので、なにをやってんのかなと思ったらポケモンでした。見せてもらうとポケモンが全部レベル100。どういう技を使ったのか聞いたんですが教えてくれませんでした。まあこちらも大して興味がなかったんであ…
先週、茨城県と情報公開のための交渉をしてきました。臨界事故の健康被害について県が持っているにもかかわらずまだ公表されていないデータが幾つかあって、その公表を頼んだわけですが、まあなかなか渋いです。いつもプライバシーという問題が立ちはだかる…
昨日やっとファーストガンダムを見終わりました。3度目のチャレンジでやっと完走しました。ラストがきれいに終わっていたのが印象的でした。 しかしいろいろありました。とにかく叫んで終わる。泣く。中だるむ。変な空間に入る。選民思想の勃興(ニュータイ…
僕の小6の息子は酸っぱいものが大好きで、梅干専門店の常連客であり(ああまた来たの〜、と店のオバちゃんに言われる)、麦茶に大量のポッカレモンを入れて飲む(一度普通の麦茶と思って口に含んだ瞬間吹きそうになりました。ものすごくまずい)のを常とし…
以前事務所に押しかけてきた学生と「オタクとは何か?」について話した時の余談。 彼はオタクを受験に例え、一芸入試で僕をオタクと認める、と言いました。 ところが、僕とは正反対に、オタクと自称する人たちについては、減点法になると言います。 「『オタ…
大泉は現在オタク店員修行中の身でありますが、店にいて多くの人が本やDVDやCDを重度の渇きを癒すように求めていく姿を見ると、先住民といっしょに生活していた頃のことを思い出します。彼らもまた、シャーマンのもとにやってきては貪るように物語を求め、祭…
前回の続き。 僕がもっとも深くあやなんでいたのは96年から97年にかけてでした。その頃よく仕事をしていたQJで、編集者をやっていた大塚幸代さんもかなりエヴァにハマっていて、とくに綾波関係のものはよく見せてくれました。大塚さんは実直でこつこつと…
竹熊インタビューをまとめている時に、学校のレポートを書きたいので話を聞きたいという人がやってきて、まさに「オタクとは何か?」という話をしました。彼と話していていまさらながら思ったのは「オタクイメージが変化している」ということでした。 ここで…
9月30日は東海村で臨界事故が起きた日で、毎年どこかに呼ばれて話をすることになっているんですが、ここのところ大阪です。裁判の経過とか、被曝した人たちのその後の健康状態とか、一年間あったことの報告をします。 大阪ではカップリングでもう一方の講…
新作エヴァの情報を求めてネットを渡り歩いていたら、久しぶりに1/1綾波フィギュアの写真に出くわしました。これが発売された当初、僕はよく「大泉さん、あれ買わないんですか」と聞かれました。僕は当時のフィギュアの硬そうな質感が好きになれず「1/1バル…
9月28日は竹熊健太郎インタビュー。ひさしぶりに竹熊漫談を堪能しました。 僕がオタクなのかオタクではないのかという議論で、キャラ萌えについての話になりました。竹熊さんの価値観からすると「キャラ萌えをそのまま出すのは馬鹿」なのだそうで、綾波バ…
ガンダム強化月間に入ってはや2ヶ月、マ・クベが登場して初めて「ひょってしてこれはすごいアニメなんでは」と考え始めました。 はじめは「何であんなに焼き物の割れやすい現場に皿や壷があるんだろうか」とただ引っかかっていたんですが、そのうちその執着…
道場の師匠に眼鏡っ娘萌えの人がおり、温厚な方なんですがある日激しい勢いで「時東ぁみ」というアイドルについて義憤をぶちまけておられました。なんでも眼鏡アイドルとして活動してきたらしいんですが、実は視力1.5の伊達眼鏡であることを本人が自白。…
妻の誕生日が近いのでプレゼントがわりに映画「X-MEN」をおごりました。これが3部作目ですね。賛否両論あるみたいですが、妻は非常に満足していました。僕自身はたいした作品ではないと思うんですが、しかし見せる。超能力合戦とか、各種ミュータントの多様…
ここのところよく指摘されるポイントとして「綾波萌えの大泉がオタクでないわけがない」というものがあります。ただ僕自身はキャラ萌えというのを、オタク特有の現象とは考えていなかったので、純粋に疑問に思います。多分オタクとのボーダーにいる人は「キ…