涼宮ハルヒは麻原彰晃に良く似ている

equreanさん情報ありがとうございました。夕方やっと原稿が終わり、先ほどまでで「涼宮ハルヒの憂鬱」第6話まで見ました。


非常にレベルの高いアニメだと思います。


率直な感想は「涼宮ハルヒ麻原彰晃によくにてるなあ」ということでした。


「これは萌えアニメを極めたか」というのが第一印象。すごいアニメです。テレもてらいもなく、まさに直球。


見続けていくうちに、ニーチェの超人を思い出しました。


ニーチェの思想の根底には、世界はニヒリズムに満ち満ちており、それを何とかしなければ、という動機があります。まあ簡単な言い方をすれば、この世は退屈で生きるに値しない。「退屈さには、神々も旗を巻く」という認識があり、それをなんとかしようとね。


この世は、普通に生きるには退屈すぎる。だから人はほうっておけば生きることに興味をなくしてしまう。まさにニヒリズムです。


ハルヒはそれに全力で抵抗します。これぞニーチェの超人ですよ。


しかしまあ、僕も目的のためには手段を選ばず、という方針で世の中を渡ってきましたが、ハルヒにはぜんぜんかなわん。


ハルヒのご機嫌の笑顔は最高だ。この超常現象への真摯な執着。将来は『ムー』のいい編集になるねえ。


しかし、ちょっと待てよ。異世界への体験、それをあくまで真摯に求める。それをあくまで第一義にしたのがオウムじゃなかったっけ。この親和性の高さは何なんだ。そういえばオウムはエヴァとも親和性が高かったな。


そういえばあのカリスマ性は、自己愛性人格障害特有のものだが、麻原はそう呼ばれてはいなかったか。ではハルヒは?この、ものすごい自己愛とカリスマ。


すると、ハルヒの笑顔の魅力は、麻原の笑顔の魅力と、同じ地平にあるのではないか。


麻原の身体的ハンデと、ハルヒの『美少女』という身体的条件は、カリスマを作るという意味では、ほぼ同じ役割を果たしていないか。


もちろんハルヒは、大量殺人は考えないよね。だから違うよ、と言いたいんだが、ほんとにそうだろうか。


そういえば麻原も、歌がうまかったなー。


などと考えていった挙句、行き着いたのがこの認識でした。いや、考えれば考えるほどよく似ている。


もちろん、僕にとってはむしろほめ言葉です。エヴァのときにも使ったし。ハルヒエヴァがなぜ比べられるかもよくわかる。


ようはそれだけの傑作と言いたいのでした。ほんと、皮肉でもなんでもなく。


では明日、後半を見たらまた感想を書きますね。この認識も変わるかもしれないし。


最後、まさか廃人にならないよねえ。