「涼宮ハルヒの憂鬱」今全部見終わりました

涼宮ハルヒの憂鬱」今全部見終わりました。


前日の日記を書いてから3時間ほど仮眠を取り、残り全部をたった今見終わりました。今、朝の六時半。


七時に家族で朝飯なのでもう事務所を出ないといけません。一言だけ感想を。


凡庸な感想ではありますが「見事」と言いたいです。





そんなわけで再び事務所に戻ってまいりました。現在午後1時30分。今日はwalkmanで「涼宮ハルヒの詰め合わせ」を聞きながら1時間ぐらい歩いてきたんですが、見終わった後聞くと、「God knows...」もさることながら、「恋のミラクル伝説」に聞きほれましたね。あの一番の「空のかなた、へ〜」というところの絶妙な音の外れ方には、何度聞いても脳天を突き破られました。「Lost my music」のギターソロもすばらしい。


で、このブログのテーマである萌えですが、11話の長門の「許可を」にもつかまれましたが、やはりハルヒしたね。アヤナミストとしては長門と言いたいところなんだけど、このアニメでは僕はハルヒ


理由は、彼女の絶対あきらめない「あがく女」ぶりとその見事なツンデレっぷりです。とくに12話で歌う過程での彼女のあがきは良かった。ツンデレっぷりについてはありすぎてどこをどうといえないほどです。ハルヒのデレの瞬間を息を詰めて待つ、という意味でゴキゲンなアニメでした。


情報を下さったequreanさん、重ね重ねありがとうございました。SF的要素がつぼだったということですが、僕はあまり詳しくないせいか、それと原作を読んでいたせいか、そこのところはむしろ普通かなあと感じていました。そうそう、筒井康隆の「エディプスの恋人」を久しぶりに思い出しましたよ。まさに神。


それにしてもあのラノベがここまで化けるとは。まさにすべてをわきまえているプロの仕事という感じです。これに比べるとエヴァは、ディープなオタクの魂の叫びというべきか。


以前、竹熊健太郎さんと東浩紀さんとエヴァで鼎談したとき、僕が綾波萌え、東さんがアスカ萌え、竹熊さんが庵野萌え、ということで面白かったんですが、今から考えるとこんなふうに思います。綾波というのは「庵野秀明スキゾ・エヴァンゲリオン」で庵野さんが言っていたように、庵野さん自身の無意識に近い存在なんですよね。その綾波に萌えるというのはある意味庵野萌えで、僕という人間は気に入った作品には、その作者の無意識に寄り添うように萌えるところがあるのではないか。


竹熊さんは当時マンガ原作者で、庵野秀明と同じ苦悩を抱えていて、彼が庵野萌えであることはわかりやすい。


東さんは人間のつくりがそうなのか、評論家だからなのかわからないんだけど、作品をあくまでも他者の視点と同調して見る。エヴァという作品の他者はアスカですから、いわば庵野秀明の外世界に最も激しく反応するのではないかと。


以上、愚論でした。


竹熊さんと東さんはハルヒをどう見たのかな。今度取材に行こう。



今アニメ最萌トーナメント2006に行ってきたら、予選だというのにハルヒが1000票越えという恐ろしい得票でぶっちぎっていました。ううーん、理解。