オタクの集中力、観察力、記憶力について

そんなわけで昨日の晩飯アニメはドクロちゃんの最終巻でした。なかなか感動的な最終回でしたね。これがオタクの納得する落とし方なんでしょうか。妻に聞いたら「そうとも言えない」ということでしたけど。

 
昨日家族で見てて驚いたのは、最終回のエンディングテーマを見ていたら、妻(オタク)がふいに「サバトちゃんがいない」と叫び、次の瞬間、息子(オタク)が「あ、いない」と何かおおごとのように叫んだことでした。
 

僕は、「そういえばエンディングにサバトちゃんが出てたよなあ」という程度の認識しかなく、いなくなったことにはまったく気づきませんでした。なんかうらぶれた小屋の中にいつもいるんだそうで、いまさらながらオタクの集中力、観察力、記憶力、には驚きます。だってエンディングテーマなんて一回聞いたら後はとばしますよ、普通。あいつら一回見ただけで覚えてたのか。


というわけで家族内での自分の無力と疎外感を噛みしめた一日でした。


ある若者向け雑誌から、六ヶ所村の再処理施設の取材を依頼され、頭を痛めています。何せ取材に金がかかる。六ヶ所のことは書けといわれれば100枚でも200枚でも書けるんだけど、今の10代、20代に響くように書くにはどうすればいいのか、誰になにを取材すればいいのか、うーん、悩みは尽きないなあ。僕もこの仕事はかれこれ20年近くになりますけど、やればやるほど奥が深くて、悩んでばっかりです。