キョンの選択

まずは安倍発言の続報。講演したのは早稲田大学で、「北朝鮮なんか核爆弾ぶち込んで、ぺんぺん草も生えないようにしてやるぜぇ」というのが元の発言のようです(Wikipedia 核武装論)。どういう状況だったのか考えるとなかなか楽しいですね。しかしまあ首相になる人間の発言としてはどうなんでしょうか。これまた一次資料ではないので、たぶん録音したものが残っていると思うんだけど、それを聞いてみたいですね。


涼宮ハルヒの退屈」「涼宮ハルヒの消失」読了しました。「消失」は久しぶりに読みごたえがありました。


「退屈」の七夕事件あたりから拍車がかかり、「消失」ラストまでほぼ一気読み。僕が読み終わるやいなや本をかっさらっていった息子は、「消失」を手に読み出すと「なんてすごい状況なんだ」と叫び、部屋の片隅にうずくまって興奮しながらやはり一気読みしました。いやあ、DNAって恐ろしいですね。


「消失」は絶対アニメ化して欲しいなあ。この人間ぽい長門有希が動くのを見てみたい。むちゃくちゃ萌えたりして。やばいなあ。


しかし何でこれほど精巧に作られた長門にこんなバグが起きるのか。というか、これは本当にバグなのか。


フィクションのバグという設定に疑問を持つのもばかばかしいんですが、それは僕が「消失」で一番引っかかったのが、キョンの選択だったからです。


キョンは能力の消えたハルヒではなく、神のごとき力を持つハルヒを選択します。でもそれは、自分のミスによっては世界も滅ぼしてしまうという重い責任を引き受けなおすということですよね。よくもこんな重い荷物をしょいなおすことを選んだものだ、というところが僕は一番引っかかったのです。キョンてそんなキャラだっけ。


そこで感じたのが、ハルヒの無能力化は長門のバグではなく、そこに何らかの意思が介在していたのではないか、ということでした。


しかしまだまだ先があることですし、次に行きたいと思います。