ゲームとオタクコミュニティーの形成

僕の小6の息子は酸っぱいものが大好きで、梅干専門店の常連客であり(ああまた来たの〜、と店のオバちゃんに言われる)、麦茶に大量のポッカレモンを入れて飲む(一度普通の麦茶と思って口に含んだ瞬間吹きそうになりました。ものすごくまずい)のを常としております。妖怪梅干小僧。それゆえ、蒼葉梢が大好きです


学校の理科の実験で塩酸を使うことになり、何倍かに希釈したものを女の子が肌に塗ったら、見る見るうちに肌が赤くなったそうです。さぞ危険性を認知したのかと思いましたが、
「とおちゃん、塩酸て飲んだらどのくらいすっぱいのかな」
と目を輝かせて言いました。妻はひっくり返りそうになっていました。


その息子はこのところポケモンのパールに夢中です。「まだまだ世界にはオレの知らないポケモンがたくさんいるんだよ」などど興奮して抜かすので「サトシかおまえは」とツッコミを入れたくなります。


実は僕がオタク修行中の道場にもポケモン中の師匠たちがいるのですが、息子はそのことを知ると早速師匠たちに手紙を書き情報交換を始めてしまいました。親の僕はついていけないので、ただの伝書鳩の役柄を忠実に果たしています。おかしかったのは師匠たちより息子の方がゲームが進んでいて多くの情報を持っていたことでした。現役小学生恐るべし。


その時興味深かったのは、息子のゲーム情報を入手したいと言う欲求の切実さと、それによって築き上げられていく人間関係の強固さでした。オタクコミュニティーが形成される上でこのようなことは無数に起きたのでしょう。オタク第一世代にとってゲームは時々軽視される傾向があります。しかしオタクコミュニティーの形成の上では、人間関係の構築のためにゲームがもたらした駆動力というのは巨大なものなのではないかと感じました。



竹熊健太郎さんのお母さんが亡くなられました。
先日の竹熊インタでもお母さんの話が出て、あまりうまくいっていなかったというので「オタクには母子関係がうまくいってない人が多いんじゃないですか」などと話してたのを思い出します。たけくまメモのお母さんの回想譚を読むと、まさに竹熊をうみだしたのはこの母だなあ、というエピソードが綴られていて、いい文章だな、と思いました。


竹熊健太郎を生んだ偉大なお母さんに合掌。