最近の中学におけるオタクの自己申告について

時々勉強を見てやる近所の中学生がDSを持っていたので、なにをやってんのかなと思ったらポケモンでした。見せてもらうとポケモンが全部レベル100。どういう技を使ったのか聞いたんですが教えてくれませんでした。まあこちらも大して興味がなかったんであまり追求もしませんでしたが。


その後PS3の話になり、当然値段の話になった後、僕がメガとギガを言い間違えると鼻で笑われました。それから二人とも不思議のダンジョンシリーズにはまっていることが判明し(僕がトルネコで彼がシレン)、お互いダンジョンであったトラウマな事柄を告白しあいました。これがほとんど同じで、散々合成をかました剣を無くしてしまうんですが、彼は操作ミスで変化のツボに入れてしまい、おにぎりになって(あれ焼きおにぎりかな)出てきたそうです(僕はドッグスナイパーに殺された)。こういうことがあるとだいたい一時間は一人でぶつぶつ言っていますね。彼は受験生なのに、この暮れにシレンの新作が出るのでどうしようと頭を抱えていました。ハハハざまあみろと鼻で笑い返しました。


さらにこの中学生は、今度文化祭か何かでハレ晴レユカイを踊るグループがいて(もちろん男の)、そのビデオ撮りをしなければならないということでした。そんなデータは消してしまえ、とそそのかしました。恥ずかしいなあ中学生。いやまあ人のことは言えませんけど。


どうもその中学にはオタクとしか呼べない人たちがいて、オーバーグランドで活動中のようなので、学校でオタクという言葉は使うかと聞いたら、「本人がそう呼んでくれと言ったら使う」ということでした。自己申告制かよ。最近の中学はそうなのでしょうか。まあ確かにその方が、いじめだなんだと言われなくてすみますが。そのあと、どうせそこまでやるなら、ミドルネームに入れればいいんじゃないかということになりました。竹熊・オタク・健太郎とか山田・ギャル・花子とか。はっきりしてないやつは大泉・パンピー・実成でいいじゃないかと。しかしそうすると「あいつはオタクだとか言ってるけど所詮自称だよね」とか「あいつがパンピー、なめんじゃねえよ」といった現象が起こるのは必然です。いやはや、命名というのは難しい。


結局その中学生は勉強の話は聞かずに途中でポケモンをはじめてしまいました。もう来んな。