シームレス

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http://d.hatena.ne.jp/kaien/20070105


に行ってきたんですが、僕が無意識的に感じていたことが見事に言語化されていたので驚きました。特に文化がシームレスであることや、オタクや萌えの特権化に対する違和感などは日常的に感じることです。オタクを特権化することはオタクを差別することと表裏だと思います。やっていることは変わらない。


しかしそこには、特権化に走らなくてはおさまらない被差別感情の鬱屈があるのだと思う。同時に、シャレでやってるという意識もあるでしょう。初期のオタクに比べて、現在オタクと呼ばれている人たちのほうが、相対的にこの種のひねくれた心理は希薄だと思います。この辺は、オタク密教の人たちが違和感を抱くところか。


オタクの欲望の最終形態として「創作欲」というのがあると思うんですが、より高度な創作を目指そうとすると、こういう特権化はむしろ邪魔になるんじゃないかと思います。オタジャンルに限らず、自分が良いと思ったもの(例えば音楽ならアニソン以外のものとか)を幅広く取り込んでいかないと、やはりいいものはできないんじゃないか。ハルヒの音楽にせよ、エヴァのクラシックの多用にせよ、オタジャンルだけに閉塞していたのでは生まれなかったと思います。やはりシームレスという発想は大切だなと思いました。なんか異常に真面目なことを書いてますが。