10年遅れの庵野批判

ヱヴァを見て以来「俺はやはりオタクではないのでは」と考えている大泉です。長くなるので詳しくはこちらへ。


http://web.soshisha.com/archives/otaku/2007_0920.php


10年遅れで庵野秀明のオタク批判に対する反論なんぞを書いています。


たとえば、学校に行けばむちゃくちゃいじられいじめられる高校生がいて、その人がすがるようにアニメを見て、感動して力を得て、手のひらにお守りみたいにキャラの名前を書いて、それで何とか一週間生き延びて、みたいな生活を送っていたとする(取材では良く聞く話です)。彼に対してあの庵野秀明のオタク批判は届くのだろうか、というような青いことを、取材をしたことによって初めて考えるようになったんですね。脱オタクだって?何をキレイ事を言ってやがる、と。


確かに庵野は、そのキャラを産出する側で、ファンにしがみつかれるのが不快で突き放すようなまねをしたんでしょうが、しがみつかれるのは創作者の宿命でもあるわけですから。


結果的にみれば、庵野のオタク批判はごく少数の人間にしか届かなかった。批判した庵野自身も変容していて、今回の映画は、庵野が自分のオタク性を受容したひとつの結果ではないかと思います。


新ヱヴァに対する感想などありましたらお待ちしております。


ところで、モンハンが800時間を超え(セーブしていない時間もあるので実質1000時間を越えてますね)、ついにPSPの○ボタンがバカになってしまいました。しくしくしく。息子には「お父さんゲームのやりすぎだよ」と言われ、店の後輩からは「それだけ時間があればどれだけ同人誌が作れることか」と溜息をつかれている最近の大泉でした。