その後の水木しげると猫娘

先日水木先生のところへ行ってきまして、少し力んで「先生、猫娘がかわいくなってしまった件についてなんですが」と切り出すと、「えっ、ねこむすびがなんだって」とお答えになられました。ちがうっつーの。そんなおむすびの話はしていない。


容易に予想されたとおり、先生は新鬼太郎アニメは一度も見たことがありませんでした。資料を見せると「ぁ、初めて見ました」と述べました。「猫娘のエロ本がコミケで売られていますが」という質問にも、そこにどのような問題も感じておられないようで(同席した娘さんは嫌がっていましたが)、泰然としていました。そして、自分は長い間妖怪にこき使われてきたので、妖怪が金を運んでくるようになったのだ、というようなことをにっこりしながら言いました。つまり猫娘はどう変貌しようと、金を運んでくれればよい、というのが先生のご主張のようでした。さすがです。軸がまったくぶれません。どうでもいいことはとことんどうでもいい。水木しげる水木しげるたるゆえんです。この日のインタビューについては、今出ている不思議ナックルズという雑誌に詳しく載っています。先生はこの夏はコンビニソーメンに狂われていた模様です。


いま「SNOW」と「水夏」を平行してやっています。それにしても美少女ゲームのはじめの2時間と言うのは、なんでこんなに死ぬほどだるいんでしょうか。ここを乗り越えないと何も見えてこない、という数々の体験で自らを叱咤し、励んでいる大泉でした。