オタクの納得する落ちとは何なのか?

近所にGEOという店が開店しまして、開店セールで全品レンタル一本10円という狂喜乱舞状態が起こり、妻(オタク)と息子(オタク)、そしてノンフィクションライター大泉の三人は連日通い詰めたわけです。『萌えの研究』の仕事を始めて以来、我が家では夕食を見ながらみんなでアニメを見るという習慣ができてしまい、小6の息子は見逃していたドクロちゃんを見て食事中だというのにゲラゲラ笑いながら主題歌を歌いだし(もちろんしかります)、オタク第一世代である妻はガンダムSEEDを見て「(ファーストに比べて)キャラが浅い、許せない」などと怒り出す始末。食卓は爆笑になったり険悪になったりとたいへんなのでした。

ただ、妻の反応を見て不思議に思ったのは、そんなに拒絶反応を示すなら見なきゃいいのにと思うんだけど、食い入るように見てるんですよ。理由を聞いたら「ストーリーがどう落ちるのかを知りたいから」と答えました。なんかオタク的にしっくり来る落ち方というものがあるらしいんだけれど、僕にはよくわからないんですね。

エヴァが第一世代のオタクに批判されたのは、そういう落ちを放棄したところなんでしょうね。僕はアレはアレで立派な作品だと思うんですけど、妻はエヴァを許していません。

そんなわけで今我が家には120円で借りたアニメDVDが山になってます。さて今日の晩飯アニメは何かな。