「オシムの言葉」の木村元彦とフットサル
ええ、昨日は生まれて初めてフットサルというものをやりました。
もともと僕がサッカー批評に連載を始めたのは、今「オシムの言葉」で大ヒットを飛ばしてる木村元彦に「書いてみない」と誘われたからでした。木村とは大学4年のときに同じ中学に教育実習に行ったという仲で、どういううわけかそれ以降も偶然必然を含めて時々会うこととなり、くだらねえジョークを言い合っては、ゲラゲラ笑いあう仲です。基本的に落ち着かないやつで、熱い男で、人を泣かせるのがほんとうまい。同業者として深く深く嫉妬しております。
僕はやるほうは野球文化圏の人間で、体育の授業以外ではサッカーはやったことなかったんだけど、いやいや、すごい体験でした。とにかく経験がないのでその日はボランチみたいな汚れ役に徹しようと思ったんだけど、本気で動いたら1分で脳に酸素がいかなくなりブラックアウトしそうに。週2日は2時間泳いでる人間でこれですよ。
結局、活動量が少なくてすむディフェンダーとゴールキーパーを交互にやって試合終了。でも楽しかったな。終わってシャワーを浴びたら、どういうわけかお肌がつるつるになってました。
日本オーストラリア戦でぼくは「何でおめーら最後まで走んねえんだよ」と代表を怒っていましたが、アレは走らないんじゃなくて、走れないんだね。貴重な体験でした。初めてサッカーものの連載を始めた人間にとっては、少し彼らの中身が見えるように感じます。
今後このグループと、木村がもうひとつグループ持ってるらしく誘われたので、そっちでもやってみたいと思います。当面はディフェンダーとキーパーだな。ほんと、サッカーの見方が変わります。というか、90分間キーパーだけ映してるビデオが欲しくなるよ。
このようにフットサルに燃えた最大の理由は、キーパーをやっていたとき、木村にゴール右隅に見事なシュートを決められたからです。こんな悔しいことはなかなかないね。
今日のドイツポルトガル、カーン兄貴は最後まで悠然として威厳があったねえ。見習いたいもんです。